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民団の創団月の10月を記念して各地で開かれている「10月のマダン」が28日、東京、鹿児島を除く地方で終了した。すでに23地方27カ所で開催され、１世から４世までが運動会や農楽大会を楽しみながら交流を繰り広げた。年に一度の集いとあって、孫自慢をはじめ近況を確かめあう姿があちらこちらで見られるなど、同胞同士の和やかな交流が行われた。
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パンソリ楽しむ
【西東京】民団西東京本部（李権団長）の「10月のマダン」は28日、同本部会館で開かれ、団員150人が参加した。
参加者は婦人会西東京本部（崔順禮会長）が用意した心づくしのキムチやナムル、シルトックなどをほおばり、朴採蘭さんのパンソリを楽しんだ。同本部主催の「10月のマダン」でパンソリが登場したのはこれが初めて。団員も負けじとパンソリを披露、会場を盛り上げた。
この後は団員が次々とステージに上がり、故郷の民謡で自慢ののどを競いあった。チャンゴの伴奏も加わり、会場からは手拍子で熱唱に応えた。 このほか、商品券の当たる抽選会も行われた。
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国際色も豊かに
【千葉】民団千葉県本部（朴昇浩団長）の10月マダンは28日、千葉の目抜き通りに位置する千葉中央公園で開かれた。広く市民に開放された形式で行われたため、買い物客がサムルノリのリズムや韓国料理の香りに誘われて立ち寄り、延べ1500人以上の観客で埋まった。
サッカーの「ワールドカップ韓日共催を成功させよう」をキャッチフレーズに今年で４回目を数えた。同胞団体はじめ千葉市、船橋市、県や市のサッカー協会などが後援するなど同胞と日本市民の交流の広場として定着している。
ステージでは民団や婦人会はじめ同胞歌手だけでなく、ペルー民謡、津軽三味線、和太鼓など国際色豊かな演奏が繰り広げられた。会場内に設けられた韓国料理の屋台で買い込んだキムチやチヂミとビールに舌鼓を打っていた。孫を連れたお年寄りたちは、互いに紹介しながら孫自慢£k義が弾んでいた。
朴団長も、年々広がる参加者の輪に目を細めて喜んでいた。この日は崔元善総領事、民団中央の具文浩、呂健二の両副団長らも駆けつけ、秋の一日を楽しんだ。
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千人が運動会で汗
【三重】民団三重本部（姜勝熙団長）主催、同四日市支部（鄭雲振団長）主管による「第20回マダン親子運動会」が28日、四日市ドームで日本市民も含めて約1000人が参加して開かれた。
来賓には井上哲夫四日市市長、柳洲烈駐名古屋総領事をはじめ地元出身国会議員、市会議員ら多数も参席し、また崔東佑民団愛知県本部団長ら愛知の同胞もかけつけ、大会を盛り上げた。
大会長の姜団長は「共に汗を流すことで、団員相互の親睦と地域社会の日本の方々とより一層の交流が図れることを期待します」とあいさつした。バットをおでこにあてて10回まわってから走る「おめめグルグル」の競技では、目がまわってその場に座りこむオモニやちどり足で走るハラボジに、会場は爆笑。午後は農楽隊の演技でスタート。韓久同本部事務局長を先頭に、地元の塩浜小学校の農楽隊20人と青年会同本部（鄭尚熙会長）との見事な演奏とチュムに、観客は身を乗り出して見入っていた。
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同胞ら600人参加
【滋賀】民団滋賀県本部（安相鳳団長）主催の「韓日共催ワールドカップを成功させよう―10月マダン」が28日、佐川急便守山パークで同胞や地域市民合わせて600余人が参加して開かれた。
安団長は「共に汗を流して日頃の運動不足やストレスを解消し、ひいては私たちの団結の絆を強固にしよう」と呼びかけた。幼稚園児や小学生の徒競走で始まり、カップル競走、玉入れ、綱引きなどプログラムも盛りだくさん。参加者は楽しい一日を満喫した。総合成績では、民団湖西支部が優勝。なお、来賓として滋賀商工会議所の金鍾負長、京都韓国学院の権泰三院長らも参席した。
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文化祭に500人集う
【兵庫】民団兵庫本部（具謨俊団長）の10月マダン・第６回兵庫県韓国学園連合文化祭が28日、同本部会館で500余人が参加して開催された。
開会式で具団長は「日頃の勉強、練習の成果を余すところなく発揮し、思う存分文化祭を楽しんで下さい」と激励した。午前の部では、12人が競う韓国語弁論大会が開かれ、「私が韓国語を学ぶ理由」と題して熱弁した実吉照子さん（伊丹講習所）が最優秀賞を受賞した。また、午後の文化公演の部では、宝塚韓国学園の合唱チームが団長賞を、尼崎韓国学園の寸劇チームが兵庫韓国学園連合会長賞を、神戸韓国学園の国楽チームが教育院長賞をそれぞれ受賞した。
（2001.10.31 民団新聞）
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