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蓮勝寺の韓国人墓地で慰霊祭

民団神奈川県本部



 【神奈川】異国の地、日本で他界した無縁同胞の霊を慰めるための法要祭が、民団神奈川県本部(黄昌柱団長)の主催で重陽節の旧暦9月9日に当たる25日、横浜市内の菊名山蓮勝寺の韓国人墓地で行われた。

 黄団長ら県本部幹部、横浜、川崎をはじめとした各支部の団長ら幹部、商工会議所、婦人会、青年会、青年商工会の幹部、許徳行駐横浜領事、神奈川韓国綜合教育院の梁承寛院長ら50人余りが参列、住職による読経の後、焼香し、冥福を祈った。

 同墓地は、33年に横浜市内にある東林寺に建立された「朝鮮人納骨塔」と石碑を、47年に建立者である村尾履吉氏(故人)と社会事業家であった李誠七氏(故人)の努力と蓮勝寺の先代住職の墓地無償提供の好意により移葬され、89年に民団県本部、横浜商銀、商工会、同胞有志らの寄付により改修されたもの。韓国人無縁仏28柱が眠っており、うち8柱は韓国天安の「望郷の丘」に分骨されている。毎年この時期に法要祭が行われている。


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民団東山支部、耳塚で法要

 【京都】16世紀後半の豊臣秀吉による2度にわたった韓半島侵略(壬辰倭乱)で犠牲となった韓国人を慰霊する法要が25日、京都・東山区の「耳塚」で営まれた。これは民団京都・東山支部(金聲支団長)が97年から支部活動の一環として毎年旧暦の9月9日に行っているもので、今年が5回目。

 初めに祭主の金支団長が線香を手向け、献酒、祭拝を行った。続いて韓国人僧りょの読経の流れるなか京都府内各地の民団役員ら50人余りが焼香した。また、京都韓国学園の生徒からは慰霊の詩が朗読された。

 同支部の慰霊法要は耳塚築造400周年をきっかけに、後世に正しい歴史の事実を知らせようと始まった。

(2001.10.31 民団新聞)



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