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更生保護45年の功労に光

河炳旭氏に藍綬褒章



「国際環境賞」を贈られる元教授(右)

 【京都】日本政府の秋の褒章で在日韓国人の河炳旭さん(76)=民団京都府本部常任顧問、京都市北区在住=が多年にわたる更生保護の功績を認められ、藍綬褒章を受章した。京都府内の在日外国人で藍綬褒章を贈られたのは河さんが初めて。

 河さんは更生保護法人京都保護育成会の活動に加わり、国籍を問わず、刑期を終え出所した人や保護観察処分となった少年の社会復帰を支援、再犯防止に貢献してきた。

 京都保護育成会は解放直後の47年、在日韓国人有志が設立した。これまで5600人を受け入れて宿舎を提供、食事や仕事を斡旋してきた。育成会の活動に河さんは45年前から加わり88年に理事長に就任した。右京区に今年5月完成した京都保護観察所の建て替えにも多額の寄付をしている。

(2001.11.07 民団新聞)



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