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韓国側W杯会場の施設を絶賛

FIFA調査団「国民の情熱に感動」



開会式会場となるソウルW杯スタジアムは
11月にオープンしたばかり

◆施設・交通問題に満足

 ワールドカップ開幕200日前を迎え、8日から3日間、ソウル、仁川、大田、全州、光州の5カ所のW杯競技場を視察した国際サッカー連盟(FIFA)の競技場調査団は、11日のソウルでの記者会見で、施設および交通問題について満足の意を示した。

 調査団団長のアントニオ・マタレーゼFIFA副会長は「ソウルなど5カ所のW杯競技場と坡州サッカートレーニングセンターを点検した結果、素晴らしい施設と韓国国民のサッカーへの情熱に大きな感動を受けた」と述べ、「特に光州W杯競技場は世界で最も立派で美しい競技場の一つと思えるほど、印象的だった」と賞賛を惜しまなかった。また9日オープンした京畿道坡州の国家代表トレーニングセンターについても、世界どの練習場と比べても見劣りしないほど、よくできていると付け加えた。


◆ソウル上岩競技場に賛辞

 調査団のアジアサッカー連盟(AFC)のピーター・ベラパン事務総長は、「ソウル上岩競技場(別掲写真)は交通の便、競技場設備、駐車場管理、試合運営などあらゆる点で申し分ない」と語った。

 一方、10日にソウル上岩W杯競技場オープン記念試合を行った韓国とクロアチアの両監督と取材に訪れた各国の記者らは、上岩競技場を見て賛辞を惜しまなかった。

 英国BBCの記者は「上岩競技場は韓国の伝統美と最先端技術が調和した世界最高水準の施設。特に欧州のサッカー専用競技場に比べてグラウンドから観客席までの距離が非常に近く、音響技術も優れており、サッカーの醍醐味を味わうことができた」と評価した。


◆12月9日に西帰浦W杯で全て完成

 10日の上岩洞ソウルW杯競技場に続き、13日には光州W杯競技場がオープンした。12月9日に西帰浦W杯競技場がオープンすれば2002年W杯のための韓国内の競技場(10カ所)は、全て完成することになる。

 京畿道坡州市・炭県面城洞里の約3万4000坪の敷地に位置する坡州トレーニングセンターは、130億ウォンの工事費を投入して2月に着工、今月9日に完工した。

(2001.11.21 民団新聞)



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