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コリア・スーパー・エキスポ

産業・文化を多角的に紹介



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韓国人気≠フ高まり反映5日間で延べ15万人来場

 韓国の新しい産業や文化、最新の技術、スポーツなどを紹介する「コリア・スーパー・エキスポ2001」(大韓貿易投資振興公社、NHK大阪放送、朝日新聞社共催)が15日から5日間、大阪・南港のインテックス大阪で開かれた。5日間で延べ15万人の市民らが足を運ぶ盛況となるなど、日本で韓国人気が高まっている状況を反映した。

 コリア・スーパー・エキスポは、98年に金大中大統領が初来日した際の韓日首脳会談の合意に基づくもの。青少年層を視野に両国が産業・文化を多角的に紹介していくことを狙いとしている。昨年11月の東京ビックサイトに次いで2度目の開催で、今回は日本第2の都市であり在日同胞が多住する大阪が会場となった。

 初日のオープニングセレモニーには、呉盈教KOTRA社長、兪炳宇駐大阪総領事、太田房江府知事、民団大阪府本部の金昌植団長ら多数の来賓が招かれ、開幕を祝った。

 呉社長は「韓国人の真の姿が、より多くの方に伝わり、今まで以上に近くて親密な隣人となるきっかけになることを願う」とあいさつし、安正烈大阪KOTRA館長が各館、各コーナーの展示内容を説明しながら来賓を接待した。


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多彩なイベント満喫…各会場、連日のにぎわい

 「物産館」では、東大門・南大門の先端ファッションのショッピングをはじめ、韓国の「食」を代表するキムチ博物館などが人気を集めた。また「文化館」では、伝統的な韓国の婚礼儀式を再現し、訪れた観客は艶やかな民族衣装を身にまとった新郎新婦に見入っていた。

 韓国の多彩な文化を体験できる「スカイプラザ」では、チェギ蹴りやこま回しなど大人から子供まで楽しめる伝統遊戯のイベントが盛りだくさん。参加者同士の試合も白熱した。

 また、5号館中央に設置されたステージファンタジアでは、世界を舞台に活躍するアンドレ・キムのファッションショー(18日)が華々しく開かれたほか、特に17日に開かれた韓日のスーパースターが集まる「プロジェクト2002コンサート」は、入場整理券が配布されるほどの人気を呼んだ。開催が待ち切れず、多くのファンが整理券を手に入れようと行列を作って待つほど、各会場は連日人で賑わった。

 シンポジウム・フォーラムの国際会議場では日韓経済シンポや「解明進む日韓古代交流史」と題した文化フォーラム、2002年W杯を語るサッカー座談会が開かれ、活発な韓日談義で華が咲いた。

(2001.11.21 民団新聞)



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