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桜島背景に「韓国まつり」

民団鹿児島で10月マダン



同胞や日本市民も参加した
鹿児島のマダン

 【鹿児島】民団鹿児島県本部(朴竜水団長)韓国まつり「第1回10月マダン」が18日、鹿児島市港広場で開かれ、家族ぐるみの団員や韓国と交流している市民団体のメンバーら約200人が参加した。高齢化が進み沈滞気味の県本部を活性化しようと、青壮年幹部らが中心となって企画した初めての試み。

 東京から駆けつけた東京韓国学校舞踊部による四物ノリチームのリズミカルな演奏ではじまり、民団中央本部の具文浩副団長が金宰淑中央本部団長のあいさつ文を代読、朴県本部団長が「韓国のまつりを満喫してほしい」と開会宣言した。薩摩焼の第15代沈寿官氏をはじめ県自治体の国際交流課長や鹿児島青年会議所国際交流委員長なども駆けつけた。

 手作りのイベントでは、日韓交流を続ける福祉施設「喜入の里」の新田真美副院長が、南北統一を願う自作曲を披露したり、鹿児島県テコンドー連盟の子どもら約30人が演武を見せ、集まった人々の喝采をあびた。来日して10年になる韓国人女性の南敬淑さんも「釜山港へ帰れ」などを熱唱した。

 ユンノリ大会で初めて伝統遊戯を楽しんだ人たちも多く、ゴールを目指して激しい闘いが繰り広げられ、あちこちで喚声が上がった。

 参加者らは「楽しかった。是非また開催して欲しい」「手作りのまつりは最高です」と喜んでいた。

 朴団長は、「いろいろと心配したが、こんなに多くの人が集まってくれて感動している。このような催しを通して団員との交流を密にしながら韓日友好親善のために頑張りたい」と決意をあらたにしていた。

(2001.11.21 民団新聞)



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