民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
韓日の主婦が料理で交流

婦人会湖東支部も協力



 【滋賀】韓国忠清南道扶餘郡の恩山面婦人会と滋賀日野町の各種女性グループ代表との料理交流会がこのほど、日野町公民館で婦人会滋賀・湖東支部(尹信順会長)の会員ら多数が参加して開かれた。

 同町小野には、鬼室福臣(百済の将軍)ゆかりの鬼室神社があることから90年に恩山面と姉妹提携が結ばれ、以来毎年祭礼の日には相互交流使節団を派遣し交流を深めてきた。

 今年で11年目を迎え、今回は初めて女性使節団として崔月仙団長(恩山面主婦大学会長・郡生活改善会長)をはじめ5人が来日。日野町国際親善協会の松岡千鶴子副会長の「お互い言葉は通じなくても、女性同士心は通じ合うでしょう」という挨拶をうけて、崔団長は「女性の一番身近な料理で両国の交流ができてうれしい」と喜びを表した。

 調理室では、韓国側は本国から持参した食材を使ってチゲとチヂミを、日野町側は天ぷらとちらしずしを披露し、お互いの料理に舌鼓みを打った。また、婦人会員らが各テーブルを回りながら身振り手振りで通訳に奔走し、言葉が通じない不安感もいつの間にか消えた参加者たちは、終始和やかなムードで交流した。

(2001.12.12 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ