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韓日の茶道が交流



 【大阪】日本の裏千家茶道と高麗茶道のお点前を披露し合い、違いや共通点を考える交流会が18日、天王寺区の大阪国際交流センターで、京都や大阪の日本市民、在日同胞ら300余人が参加して開かれた。

 中国で生まれた茶の文化は、両国でそれぞれ独自に発展してきたが、双方を比べる試みは珍しく、大阪での開催は初めて。94年に発足した韓日茶道研究会(申雅子代表)が開いた。

 高麗茶道と日本の茶道の違いは、韓国は男性はあぐら、女性は右ひざを立てて座るが、日本は正座する。またおじぎも、頭を下げずに背中ごと体を曲げるのに対し日本は頭を下げるなど様々な点で異なる。同研究会メンバーの金仁吉さんが高麗青磁などを用いてお点前を、裏千家の茶道教授を務める市川完克さんが日本茶道のお点前をそれぞれ披露し、観客はその違いに見入った。

(2001.12.12 民団新聞)



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