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W杯を前に在日の挑戦



 新年恒例の日本高校サッカーでは常連校の国見高が2連覇を達成、元旦の天皇杯決勝ではJ2に陥落したばかりのセレッソ大阪が健闘を見せた。

 ワールドカップイヤーの2002年、年明け早々、韓日の各報道機関がW杯やサッカーの特集を組んでいる。「韓国はベスト16成るか?」「日本の決勝トーナメント進出は確実?」などと、各紙には派手な見出しが踊る。11日に行われた民団中央と東京本部共催の新年会でも各来賓のあいさつはW杯一色だ。

 大会の成功とあわせて韓日両国代表チームの活躍を願う気持ちが表れていた。

 さて、2000年12月、在日韓国人社会にはじめてサッカーの代表チームが結成した。「在日大韓蹴球団」だ。そして昨年3月、韓国で最も親しまれている全国大会「大統領杯」に初出場した。成績こそ3戦全敗だったものの、強豪相手に互角の戦いを見せた。

 その後、チームの方は一旦解散に近い状態が続き、昨年秋から2度目のチャレンジに向け、セレクションなどを通じて再編成した。

 この間、同チーム出身の有望選手が韓国のプロチームに入団、または門をたたいた。結成わずか1年だが、プロをめざす在日同胞の若手選手に着実に希望を与えた。

 チームは悲願の初勝利、そして、決勝トーナメント進出をめざして強化合宿を展開中。W杯目前の3月の大統領杯。在日同胞の挑戦を見守りたい。(J)

(2002.01.16 民団新聞)



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