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在日同胞社会も全国で成人式



新しい門出に乾杯!(東京の成人式)

 ワールドカップ開催の年に当たる2002年の成人の日を前後して、各地方の民団や青年会でも同胞青年を対象にした成人式を開き、新成人の門出を祝った。スーツ姿や艶やかなチマ・チョゴリに身を包んだ新成人は、在日同胞社会の一員として活躍することを誓った。

◆仲間いっぱい嬉しい!

 民団東京本部(許孟道団長)の成人式は13日、改装されたばかりの韓国中央会館大ホールで、都内の同胞新成人男女30余人が出席して開かれた。

 新成人を前に許団長や崔元善総領事も、在日韓国人としての立場を把握し、同胞社会の先頭に立って韓日架け橋の役割を果たして欲しいと激励した。また民団中央本部の具文浩副団長は「21世紀はバイリンガルの時代。ウリマルを学んで欲しい」と呼びかけた。

 これに対して新成人を代表して朴裕植さんが「21世紀の責任世代として在日同胞社会と祖国の発展に寄与する」と流ちょうなウリマルで答辞を述べた。

 豊島区から参加した金京美さんは「初めて国民儀礼や国家を歌ってドキドキ。今年は韓国語にチャレンジ」と元気よく語った。また、アボジの全憲浩さん(48)の「在日韓国人として自覚を忘れて欲しくない」との思いを受けて本名で通学していた美香さんは、本人と両親の希望がピッタリ合って同胞の成人式に参加した。「在日同胞社会をきちんと知っておくことも大切」と憲浩さん。将来は会計士になるのが夢だという左規益さんは「こんなに在日が多くいるのを見るのは初めて。何か嬉しいっすネ」と目を輝かせた。


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大阪は150人参加

 【大阪】民団大阪本部(金昌植団長)の成人式は14日、同本部会館5階で兪炳宇駐大阪総領事や余玉善婦人会大阪本部会長ら多数の来賓、父母たちが祝福する中、新成人150余人が出席して開かれた。

あざやかなチマ・チョゴリ姿で
成人式に臨む新成人(大阪で)

 金団長の「在日の後継者として同胞社会の発展に全力を尽くし、また韓日友好の架け橋とならなくてはならない」というメッセージを受けて、答辞に立った洪昇希さんは「これからは同胞とのふれあいを大切にしながら、青年会や学生会活動などに積極的に参加していきたい」と抱負を語った。

 式典のあと新成人たちは、青年会大阪本部(劉龍義会長)主管の交流会やゲーム、抽選会などを楽しんだ。西成区在住の社会人・金Q緑さんは「韓国人として恥じない成人になりたい。今日は友だちもでき賑やかで楽しい最高の一日」と目を輝かせていた。

(2002.01.16 民団新聞)



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