民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
母・父子家庭に図書券…愛知青商「ふれあい事業」



■□
「欲しかった本が買えた」と感謝の反響相次ぐ

 【愛知】恵まれない同胞児童・生徒に助け合いの手を―。愛知韓国青年商工会(柳和明会長)が昨年から開始した「ふれあい事業」に多くの反響が寄せられている。

 ふれあい事業は一昨年、地域の古老商工人の「経済人は地域社会に奉仕すべし」という言葉に感銘を受けた同青商が同胞社会への奉仕活動に力を入れる一環として考え出した。母子家庭の同胞小中学生に、クリスマスプレゼントとして図書券を贈ったのが始まり。

 当初、突然図書券を贈って失礼に当たらないだろうかと心配しながらの実施だった。しかし、「僕は前から好きな本があったので、いただいた図書カードのおかげで買えました。ありがとうございました」「好きな本がたくさん買えます」「子どもたちにたくさんの図書カードを贈って下さり、心より感謝致しております」などの手紙や電話が相次ぐなど大きな反響を示した。

 この反響に勇気づけられた同青商では、今後毎年「青商・ふれ愛」として継続事業に決定した。昨年末からは父子家庭の児童・生徒も対象に含め、小学生32人、中学生43人にそれぞれ5000円、1万円の図書券を贈った。

 柳会長ら同青商では「地域同胞社会への奉仕事業も活動の柱。地域の同胞社会への還元を忘れずに活動したい」と語っている。

(2002.01.16 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ