民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
W杯成功と「地方選挙権」実現を約束

民団新年会来賓のメッセージ



韓日の絆一層深まるよう尽力

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金鍾泌・韓日議員連盟会長

 母国は今年、W杯をはじめ釜山アジア大会、地方選挙、大統領選挙などを控えた重要な年だ。母国の大事のたびに、惜しみなく協力してくれる在日同胞に謝意を表したい。南北関係の順調な和解・協力の道は現在、停滞しているが、私たちはどんな困難があろうとも平和統一の日まで継続して努力する。平和共存の土台を壊してはならない。北側の態度がどうであれ、韓国はこの基本姿勢を維持していく。






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金守漢・韓日協中央会会長

 地方参政権の実現こそが友好な韓日関係を持続的に担保するものであり、日本自身の国際化の明示でもある。また、日本各地で開催されるW杯への在日同胞の寄与を通じて、地域社会が寄せる信頼も大いに高まるに違いない。日本社会への貢献が韓日関係の土台づくりに直結し、祖国に報いる道となる。在日同胞社会は韓日関係を映し出す鏡であると同時に、日本社会そのものを国際社会に映し出す鏡だ。







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森喜朗・日韓議員連盟会長(自民党代表兼ね)

 両国は、食べ物も生活も、文化、音楽、スポーツも、これから仲良く一緒にやっていこうという時代になっている。共同開催サッカーW杯を成功させるためにお互いに協力し努力してきた。今後、新しい世代によって、兄弟国、友好国として世界の平和、アジアの平和・安定に寄与していく国になっていくだろう。民団が日韓に大きなしっかりした絆をつくったことに敬意を表したい。








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藤井富雄・公明党常任顧問

 今年はW杯を韓日共催で初めて行うというすばらしいイベントがある。ぜひ協力して大成功させアジアの平和、そして世界の共生の大きなシンボルにしていきたい。また、われわれは永住外国人地方参政権問題は実現されて当然と考えている。新しい政策、企画の実現には必ず向かい風が生じいろいろな障害があるが、それを乗り越えていくのが世の中の常です。神崎代表を先頭に永住外国人地方参政権問題にはしっかりと腹をくくって必ず実現させていくことを誓います。







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扇千景・国土交通大臣(保守党)

 今年は新たな日韓関係の構築の年です。ワールドカップの成功はもとよりですが、昨年来、小泉内閣が誕生して私はこのワールドカップ成功のために、国土交通大臣としてどうするかということで、ワールドカップ中は羽田・ソウルへのチャーター便を運航、羽田に降りていただくことに決めました。

 在日韓国人後援会の皆さん方からワールドカップサッカーに向け、大変貴重な浄財をご寄付を募っていただき、国民を代表して御礼申し上げたいと思います。






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菅直人・民主党幹事長

 永住外国人地方参政権実現に積極的に行動してきたつもりだが、残念ながらまだ国会における決定にまでは至っていない。これからの日本社会は多くの日本に住む皆さんが参加し共に責任を分かち合うような形をとっていかなければならない。第2次世界大戦が終わって50年以上なるが、まだきちっとした対応ができていない問題がいくつか残されている。民団の皆さんと共に、W杯を大きな弾みとして2002年が日韓両国関係のさらなる発展の年になるよう精一杯頑張りたい。






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松浪健四郎・保守党副幹事長

 野田毅党首が所用で途中退席したため、代わってお祝いのごあいさつを申し上げます。

 さきほどご来場の皆さんからたくさんの拍手をいただきました。これは在留外国人の地方選挙権付与法案についての私の国会答弁を聞いてくださったためであろうかと思います。

 「日本の政治家は口ばっかりだ」と、今年からはそんなことを言われないように、保守党は日本の連立与党の一角をなす責任政党として選挙権法案の実現に頑張ってまいることを誓います。






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山岡賢次・自由党国会対策委員長

 ワールドカップの成功はこれからの21世紀の韓日・日韓関係を不動のものにしていくうえで大きな大会であると思う。共に成功させるために私どもも一生懸命これに尽くしていきます。

 2番目に地方参政権の問題ですが、自由党では党首、幹事長、国会対策委員長に一任というところまでもちこんでいる。韓国ではいち早く永住外国人の地方選挙権付与を決議しておられる。国会という難局はあると思うが、両国の絆が一段と深まるよう全力をあげて頑張りたい。






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福島瑞穂・社民党幹事長

 今年はワールドカップを成功させ、永住外国人の地方参政権を実現する年に一緒にしようではありませんか。「帰化」というのではなく皆さんたちがそのままで、参政権を持てるというのが重要です。そして日本は人種差別撤廃条約を批准していますが、残念ながら日本の社会には、法律上、社会生活上、さまざまな差別があることは認めざるを得ません。21世紀を本当に共生の世紀に、人権の世紀に私たちが、皆さんたちが共に生きられる日本の社会を一緒に作りたいと思っています。






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那須翔・JAWOC会長

 JAWOCの会長として今後とも、韓国や在日韓国民団の皆様と連係して、万全の準備を尽くす決意です。

 今回の日韓共催ワールドカップ開催の大きな目的の1つに、開催を通じて両国の友好をさらに深め、それぞれの文化、芸術を世界の方々に知っていただくことがある。そのためには、両国民がお互いに知り合うことが何よりも重要なことだと思う。韓国の方々と一緒に、そうした活動に努力していきたい。



(2002.01.16 民団新聞)



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