町議会では全国初の条例案可決
市町村合併問題に限定
【滋賀】滋賀県米原町議会は18日午前開いた臨時会で、町が提出した永住外国人を投票資格者に含む市町村合併の住民投票条例案を賛成多数で可決した。
本年度中にも投票を実施する。永住外国人の住民投票参加は全国で初めて。自治体首長・議員選への投票権を永住外国人に認める地方参政権獲得運動と関連、「外国人の権利拡大につながる」ことが期待される。
同条例によると投票資格者は、選挙権を持つ町民と、町内に３カ月以上住む20歳以上の永住外国人。永住外国人は町に申請した人に限る。投票は町長・町議選に準じた手順で実施する。投票資格者名簿を事前に作成、公開するため、町は、投票を希望する永住外国人に対してプライバシー問題についてよく説明するとしている。
民団滋賀県本部の安相鳳団長は「住民投票に、特殊な歴史的背景を持つ永住外国人を含めるのは当然。良識ある判断に感謝したい。この動きが全国に広がり、地方参政権の付与につながることを期待したい」と話している。
（2002.01.24 民団新聞）
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