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「京義線」韓国側工事

3月末までに完了



 【ソウル】鉄道庁は22日、「2000年9月にスタートした京義線(ソウル〜新義州)南北鉄道連結工事区間の中で韓国側の12キロ区間(京畿道坡州市?山駅〜軍事境界線長湍駅)のうち臨津江駅〜都羅山駅の4キロ区間の路盤工事が最近終わっており、都羅山駅舎の新築工事は完成段階にある」と明らかにした。都羅山駅は京義線の韓国側の最北端駅となる。

 鉄道庁は3月末までに工事を終え、国防部と臨津江の北端にある民間人出入統制線(民統線)への出入り簡素化策をまとめた後、都羅山駅まで「統一号」を運行させる予定だ。


都羅山駅まで「統一号」運航

 早ければ3月から「民統線」地域に鉄道で乗り入れ観光可能となる。「失郷民」(故郷が北韓地域の人)はもちろん、サッカー・ワールドカップ(W杯。)のため韓国を訪れた外国人観光客らは、鉄道で「民統線」内に入り、都羅山駅で降りた後はシャトルバスを利用し「民統線」内の観光地を見学できるようになる。

 これとともに、坡州市では、W杯を迎えて「南北分断の現場」である非武装地帯(DMZ)と「民統線」付近を、世界的な観光コースとして開発する計画を進めている。同市は、まず37億ウォンを投資し、郡内面点元里にある第3南侵地下トンネルに長さ300メートルのエスカレーターを設置、観光客らに便宜を提供する。トンネルには220坪に上る映像広報館をはじめ、記念品の販売場および休憩室(50坪)なども設けられる。

(2002.01.24 民団新聞)



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