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W杯成功遺言に託す

李東燮氏が後援会に100万円寄付



金団長、金W杯後援会副会長に誠金を手渡す金夫人

 W杯の成功に寄与したい―。病気で亡くなる直前、遺言で託した100万円が14日、2002W杯在日韓国人後援会に届けられた。

 誠金を託したのは元民団東京本部副議長などを歴任した故李東燮さん。夫人である金玉朗さんが、東京・南麻布の民団中央本部を訪問、金宰淑団長、金昭夫W杯後援会常任副会長を訪ね、2002年ワールドカップの成功を願い、誠金の伝達式を行った。

 昨年12月、肝硬変を患い入院していた李さんを訪ねた金常任副会長から、ワールドカップの韓日共同開催に向けた民団の取り組みや、サッカーを通じた南北交流にまつわる話を聞き、微力ながらもW杯に貢献したいと考えるようになったという。

 東京・文京支部の支団長を努めるなど、長年にわたり民団組織の発展に尽力してきた李さんは、夫人に「金昭夫氏の話に感激した。ぜひともW杯の成功に寄与して欲しい」と語ると、そのまま息を引き取ったという。

 この日、誠金の伝達を受けた金団長は「お気持ちに感激しています。李さんのご冥福をお祈りすると同時に、誠意にこたえられるよう、後援事業に最善を尽くします」と感謝を述べた。

(2002.02.27 民団新聞)



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