| やはりピビンパは人気だった |
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7カ国の自慢の料理を導入
韓国料理が一番人気、イタリア、英国も健闘
【埼玉】さいたま市内の公立小・中学校が1月から一斉に「ワールドカップ給食」を始めた。今年のサッカーワールドカップ出場を決めた31カ国のうち、埼玉スタジアム2002で試合するイギリス、ロシア、スウェーデン、ベルギー、カメルーン、サウジアラビアと共同開催国の韓国を加えた7カ国それぞれのお国自慢料理を献立に取り入れたもの。子どもたちからも喜ばれている。
さいたま市内の学校給食は小学校が自校方式、中学校は自校方式とセンター方式の混合。こうした給食方式の違いに加えて献立作業に携わる栄養士の都合もあり、市内一斉に同一メニューでというわけにいかなかった。
市のまとめた実施状況を見てみると、これまでのところ韓国を選んだ小中学校が最も多い。料理はピビンパとわかめスープの組み合わせが一番の人気だ。韓国以外の料理では、イタリアのパンナコッタ、ベルギーのリエージュ風サラダ、イギリスのフイッシュフライ、フランスのポトフなどが献立に登場している。
企画したのは一昨年7月に発足した「盛り上げよう!2002年ワールドカップさいたま市民委員会」(事務局、さいたま市総合政策部スポーツ企画課)。昨年から市内の小中学校133校、および給食センターに協力を呼びかけ、実現にこぎつけた。5月まで実施の予定。
市のスポーツ企画課では「子どもたちにワールドカップを通じて国際理解を深めてもらうために企画した」と話している。
(2002.02.27 民団新聞)
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