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大阪で本名教育広がりへ

府内教職員が提案



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「総合学習」導入にらみ民族講師らが研究集会

 【大阪】大阪府民族講師会主催の第3回教育研究集会「民族学級からひろがる総合学習」が23日、守口市立第一中学校で開かれた。集会には府内の民族講師や日本人教職員ら400人が参加、民族学級で日常的に取り組んできた「本名を呼び名のる」教育課題を4月から本格的に導入される「総合的な学習の時間」にどう創造的に活かしていくのかについて話し合った。

 基調提案で主催者側は、文部科学省が「総合学習」の一つとして例示している「国際理解」学習と民族学級の関係は「車の両輪」との認識を示し、民族学級でこれまで日常的に取り組んできた「本名を呼び名のる」取り組みを深めようと呼びかけた。

 分科会では、姜孝裕さん(守口市立第2中民族講師)から「同胞の子どもたちにとっての『生きる力』とは」、柳晴美さん(大阪市立長橋小学校民族講師)からは「子どもたちがつないだ民族学級とクラスの実践」、また、鄭初美さん(東大阪市立太平寺小学校民族講師)から「民族学級との交流について」がそれぞれ報告された。

 この日は教育現場での実践にすぐ使える「ワークショップ」も行われ、「カヤグムでアリラン演奏」を建国学校の呉千恵教諭が指導した。

(2002.02.27 民団新聞)



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