民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー



◆財界「不透明な政治資金提供せず」

 全国経済人連合会(全経連。金オッチュン会長)は22日にソウル汝矣島の全経連会館で開いた第41回定期総会で、今年の大統領選挙(12月)と地方自治体選挙(6月)の2大選挙で、「法律に違反する」不透明な政治資金は提供しないという決議文を全会一致で採択、「金のかからない選挙文化」の定着を促した。

 陳稔・副総理兼財政経済部長官は、祝辞で「(政府も)企業が政界の不当な政治資金の要求から解放され、企業本来の業務に専念できるよう支援する」と表明した。


◆サッカー・野球場を禁煙地域に

 今年5月から1000席以上のサッカーや野球の競技場のスタンドはすべて禁煙となる。ただし会場の数カ所に喫煙所を設置する。これによって5月31日開幕のワールドカップ(W杯)は「禁煙W杯」になる。

 また、青少年の利用が多いPC房(インターネットカフェ)や漫画喫茶なども禁煙区域に指定され、面積1500平方メートル(50坪)以上の飲食店は喫煙席を義務的に設置しなければならない。禁煙区域では、たばこの自動販売機の新規設置を禁止し、既存の自動販売機も3年以内にすべて撤去する。


◆小中高、W杯期間中は「自主休校」

 5月31日から始まるサッカー・ワールドカップ大会の期間中、小学校、中学校、高校が状況によって1日または数日の範囲内で自主的に学校の授業を休む「自主休校」が認められることになった。また、父兄が同期間中に競技場や家でのW杯試合の観覧・応援を理由に、子供の体験学習を申請する場合、積極的に許可する方針だ。

 教育人的資源部が15日、W杯に対する関心と参加を高めるため、このような内容の「W杯大会支援計画」を明らかにした。これにより韓国チームの試合があるか、該当都市でのW杯競技のある日を前後して、学校が1日または2〜3日休校日を決定し、事実上、休校することができる見込みだ。


◆「子どもの学歴、大卒以上」を希望

 子供を持つ保護者10人のうちの9人は子供の学歴が大卒以上でなければならないと考えている。また、10人中の6人は短大卒が就職に有利だとしても、子供をを4年制の大学に進学させるという考えを持っている。教育人的資源部が韓国教育開発院に依頼し、子供を持つ保護者769人を対象に実施した「保護者の学歴主義教育観研究」の結果明らかになった(13日)。

 子供を大学に進学させようという理由としては、「社会的に認められる職業を持つのに有利だから」(50・4%)が最も多く、▽幅広い知識の習得(24・2%)▽成熟した人間育成(22・2%)。


◆貯水率低く、春の「日照り」深刻

 降水量不足で、全国13の多目的ダムと農業用貯水池の貯水率が大幅に下がり、制限給水の地域が広がるなど、春の日照りが懸念されている。建設交通部と環境部が18日まとめたところによると、漢江、錦江、洛東江、蟾津江の4大河川の水系にある13の多目的ダムの貯水率は35・6%と、春の日照りがひどかった昨年同時期の39・5%より低い。例年の平均貯水率は42・2%。

 ソウルなど主に首都圏に水を供給する貯水容量29億トンの昭陽江ダムは、貯水率が44・0%と、例年よりおよそ20・7%も低い。また農林部によると、全国約1万8000の農業用貯水池の平均貯水率は、去年より22%少ない61%だった。貯水率が30%未満の貯水池も283にのぼっている。

(2002.02.06 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ