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民団中心に団結を

諸課題解決へ最善尽くす趙大使強調



民団中央本部主催の歓迎レセプションで

 民団中央本部は12日夜、東京都内のホテルで趙世衡駐日特命全権大使歓迎レセプションを開いた。第55回定期中央委員会参加者を中心に民団傘下団体関係者ら約250人が、2月28日に赴任した趙大使と朴慶子夫人を歓迎、歓談した。

 金宰淑・民団中央本部団長は歓迎辞で、在日同胞の念願である日本の地方参政権獲得のための立法化の早期実現へ協力を新大使に要望した。また、同胞経済が大変厳しい状況にあることを指摘、民族金融機関に対する格別な配慮を求めた。

 趙大使は、あいさつで、これまで半世紀以上も逆境で苦労しながら今日の在日同胞社会を築いてきた参席者をはじめとする在日同胞に敬意を表した。趙大使は、韓日関係が98年の金大中大統領訪日と「韓日共同宣言」により新次元を迎え、成熟した関係にあることを強調した。

 同時に「同胞社会は、地方参政権問題、特に民族金融機関問題、それに日本の経済不況と共に難しい状況にある。また子弟の民族教育問題など山積している」と指摘。「団結し、この問題に対処すれば十分に克服できる。協力して問題解決に努力したい。微力ながら、諸問題や希望事項の解決、実現に最善を尽くしたい」と「民団を中心とした団結」を呼びかけた。

(2002.03.13 民団新聞)



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