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李ハンナラ党総裁招き歓迎会

幹部ら100余人と懇談



ハンナラ党の李総裁(右)に記念品を手渡し、
握手する金民団中央団長

 野党ハンナラ党の李會昌総裁が初来日し、10日に都内のホテルで民団主催の歓迎会に出席した。100余人の幹部らを前に、李総裁は在日同胞の懸案である地方参政権問題について、「小泉首相をはじめ、日本政府の関係者にみなさんの要望を伝える」と語った。

 金宰淑団長は「民族金融機関の相次ぐ破綻で、同胞経済の土台が揺らいでいる現状に鑑み、本国政府のこれまで以上の温かい支援を願う」と挨拶した。李総裁は「IMF事態の時に、在日同胞が積極的に支援・貢献してくれたことを本国の国民は忘れていない。ペイオフ解禁を前に危機感があると思うが、民団への支援について継続努力する」と答えた。

 意見交換では、在韓永住外国人の選挙権法案が保留状態になった事態に対して、金団長が「本国政府が率先垂範して選挙権を認めることが、在日同胞にも好影響となる」と求めた。21世紀委員会の金敬得代表は、「韓国籍を維持し、日本で堂々と生きていく権利として日本政府に参政権を要望し続けてきた。同時に在外国民としての要望を公式に本国政府に伝える国政選挙権のようなシステムを確立してほしい」と訴えた。李総裁は在日同胞の要望を真摯に受けとめると答えた。

(2002.03.13 民団新聞)



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