今月下旬から５月初旬にかけてのＧＷ（ゴールデンウィーク）期間中、成田とソウルを結ぶ航空路線は各社ともほぼ満席で、チケットの確保がかなり難しくなっている。４月18日から韓日航空路線は現行の１日13便から17便に増便されるなどして利便性も向上するものと見られていたが、ＧＷ中の訪韓客をすべて取り込むのは無理だったようだ。

　民団新聞が３月29日現在で航空各社に電話取材したところ、大韓航空とアシアナ航空が大型連休が始まる28、29日に成田を出発する早朝か夕方の遅い便で若干の空席を残す程度。５月に入ると空席の確保はかなり困難。ユナイティッド航空のように「韓日路線は好調で４月26日からいっぱい」（広報課）というところもある。

　一方、ソウルからの帰日便は各社とも５月６日がピークとなっている。日本航空では「キャンセル待ち」（同予約課の話）も。ただし、５月５日までは若干の空席があるという。

　都内のある在日同胞旅行代理店は「チケット予約はいまからでも絶対不可能というわけではないです。希望日を１日ずらしたりすれば、便によっては取れるかもしれません」と話している。

（2002.04.03　民団新聞）