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今年も夏休みにオリニジャンボリー



今年もオリニ・ソウルジャンボリーが開催される

500人、昨年と同規模で4泊5日

 北海道から鹿児島まで全国各地にいる在日同胞児童が、夏休み期間中に母国で集い、共に楽しいひとときをすごす「オリニ(子ども)・ソウルジャンボリー」が、今年も開かれる。同ジャンボリーは、民団を中心にして、本国政府の支援と青年会、婦人会、商工会議所、青年商工会、学生会、母国修学生会などの協力の下に、昨年初めて実施され好評であった。第2回となる今年は、8月18日(日曜日)前後、4泊5日の予定で企画準備が進行中である。


◆ゆとりの内容へ新企画も検討中

 参加募集者は、小学校4、5、6学年の在日同胞オリニ(国籍不問)350人と参加オリニの保護者100人。これに運営要員100人が加わる。

 宿泊地は、昨年と同じ京畿道龍仁市の陽智パインリゾート。そこを拠点にしてソウル市内探訪スタンプラリー、韓国の小学校1日体験入学、子どもたちの韓国版ディズニーランドといわれるテーマパーク「エバーランド」訪問などが行われる。最終日の夜には参加者全員による「キッズ大パーティ」も。

 昨年の第1回ジャンボリー(8月23日〜27日)にはオリニ325人と保護者50人、引率、スタッフ、ボランティアあわせて500人が参加。日本各地に分散しているオリニたちが、同一の場に集まり、交流と親睦を通じて個々の友情と連帯感を育み、本国のオリニたちとの交流を通じて民族についても考える契機となった。また参加保護者も4世・5世子弟の民族教育に対する共通認識と連帯感を深めるようになった。

ソウル市内スタンプラリーのゴールで喜ぶオリニ

 ジャンボリー後も、参加オリニと保護者らの交流会が開かれ、オリニたちの健全育成のための地域社会と保護者の役割について認識を新たにしている。

 第2回ジャンボリー企画推進の事務局となっている民団中央本部文教局では、昨年と同レベルの企画で、しかも昨年より時間的にはゆとりのある内容にしていきたいと、考えている。参加保護者向けに、フィールドワーク(体験学習)を活用したジャンボリー版講座制「民族大学」の導入も検討している。

 なお、民団は、第55回定期中央委員会(3月12日)でオリニ・ジャンボリーについて、オリニ民族教育の新たな柱として定着させ、同ジャンボリーを通じて在日同胞次世代の主体性形成の大きな契機をつくっていくことを確認している。

(2002.04.03 民団新聞)



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