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都羅山まで営業運転開始

韓国側京義線・DMZ手前の最北端駅



 【ソウル】南北を結ぶ京義線(ソウル〜新義州区間)の韓国側部分開通に伴い、ソウル市内から非武装地帯(DMZ)手前、民間人出入統制線(民統線)内の最北端に位置した新設の都羅山駅までの営業運転が11日から始まった。

 鉄道庁によると、都羅山駅南方にある臨津江駅からの出発を基準に、午前10時43分と午後2時43分、1日2回ずつ、客車5両の統一号列車が都羅山駅まで運行される。1回の乗車人員は300人。サッカーワールドカップの近づく5月には最大9往復まで増便する。臨津江駅〜都羅山駅の3・7キロ区間の運行時間は5分。運賃は片道1100ウォン。

 観光客らは、臨津江駅で身分確認後、民統線への出入り手続きを終えた後、都羅山行きの列車に乗り換える。都羅山駅では1時間25分間停車し、鉄柵越しに北韓側と民統線地域を見学できる。駅周辺には鉄柵と監視カメラなどが設置されて駅の外には行くことはできない。なお、南北合意にもかかわらず北韓側の京義線復旧工事は進んでいない。

(2002.04.17 民団新聞)



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