各地民団で地方委員会

今年度活動方針が決定された 各地地方委員会（写真は神奈川の地方委）

◆東京…外国籍を含めた「住民投票」推進

　東京本部（許孟道団長）の第42回定期地方委員会が16日、韓国中央会館で地方委員はじめ崔元善総領事、民団中央本部の金宰淑団長らが参加して開かれた。外国籍住民を含めた自治体住民投票条例の制定を各区に働きかけていくことが確認された。

◆神奈川…「移動民団」継続組織強化を図る

　神奈川県本部（黄昌柱団長）の第42回定期地方委員会が20日、同本部で地方委員はじめ鄭然宅駐横浜領事、民団中央本部の具文浩副団長らが参加して開かれた。

　昨年６月から開始された「移動民団」で1061世帯を巡回したことが報告され、引き続き組織強化活動を展開することが確認された。

◆千葉…組織財政確立へ財政委員会構築

　千葉県本部（朴昇浩団長）の第41回定期地方委員会が20日、同本部で地方委員らが参加して開かれた。各級役員や商工人で構成される財政委員会を作り、財政の確立を図っていくことで合意した。

◆山梨…オリニ土曜学校拡充開催決める

　山梨県本部（朴喜雄団長）の第８回定期地方総会が20日、同本部で団員らが参加して開かれた。

　各自治体に無年金障害・高齢者への給付金支給要望、オリニ土曜学校の拡大などが決定された。

◆愛知…戸別訪問通じて団勢調査を実施

　愛知県本部（崔東祐団長）の第50回定期地方委員会が20日、同本部で地方委員はじめ柳洲烈駐名古屋総領事、民団中央本部の呂健二副団長らが参席して開かれた。

　戸別訪問を通じての団勢実態調査の実施、永住外国人の住民投票権獲得運動など、今年度方針が決定された。

◆富山…３市が高齢給付金支給へ

　富山県本部（金和雄団長）の第47回定期地方委が21日、同本部で地方委員はじめ李鍾七駐新潟領事らが参加して開かれた。

　民団の活動を受けて４月以降、富山、新湊、高岡の３市が高齢者への特別給付金の支給を実施することが報告された。

◆石川…尹奉吉記念碑建立10周年も祝う

　石川県本部（金次郎団長）の第72回定期地方委員会が21日、同本部で地方委員はじめ金鍾勉忠に駐新潟領事が参加して開かれた。尹奉吉義士記念碑建立10周年を祝う式典を祈念碑がある野田山墓地で執り行った。

◆兵庫…『民団兵庫55年史』発刊事業を推進

　兵庫県本部（具謨俊団長）の第43回定期地方委員会が21日、同本部で地方委員はじめ駐大阪総領事館神戸事務の金演権所長、民団中央本部の具文浩副団長らが参席して開かれた。今年度方針として、『民団兵庫55年史』発刊、収益事業の実施などを決めた。

◆岡山…地域に開かれた国際センターへ

　岡山県本部（金昌男団長）の第41回定期地方委員会が20日、同本部で地方委員はじめ萩原誠司岡山市長も参席して開かれた。昨年完成し、地域に解放してきた新会館「アジア国際センター」の利用者が1000人を超えたことが報告された。萩原市長も、国際センターへの協力を約束した。今年度も国際センターを活性化させていくことを確認した。

◆広島…総連と合同で10月マダン計画へ

　広島県本部（朴昭勝団長）の第43回定期地方委員会が20日、同本部で地方委員はじめ朴承武駐広島総領事らが参加して開かれた。朝鮮総連と10月マダンの合同開催、韓日親善活動積極化などを決めた。

◆島根…組織強化へ力点・韓日親善活動も

　島根県本部（朴煕澤団長）の第54回定期地方委員会が20日、同本部で地方委員はじめ金賢中駐広島領事らが参席して開かれた。

　組織活性化や韓日親善活動に力を入れていくことが確認された。

◆長崎…原爆慰霊碑建立推進体制に着手

　長崎県本部（李重植団長）の第46回定期地方委員会は21日、同本部で地方委員はじめ趙誠勇駐福岡総領事らが参席して開かれた。

　原爆慰霊碑建立のための推進体制に着手することが決められた。

◆香川…地方参政権獲得継続して推進へ

　香川県本部（金伸造団長）の第53回定期地方委員会が20日に開かれた。金団長は「日本の地域社会に積極的に参与し、民団の存在をアピールして組織力量を底上げしたい」とあいさつした。

　活動報告では、丸亀市のお城祭への参与の前段階として、婦人会による韓国料理教室の取り組みなどが成果的に評価された。

　また、新年度方針では地方参政権獲得の持続的推進などを決めた。

（02.04.24　民団新聞）