民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
韓日の宮中音楽が競演

東京/大阪/韓国で交流演奏会



 韓国国立国楽院と宮内庁式部職楽部による「日韓宮中音楽交流演奏会」が5月8日、東京の国立劇場大劇場の開催を皮切りに、大阪、韓国で行われる。

 同演奏会は、韓日国民交流年の記念事業として行われるもので、両国の宮中音楽が公開の場で競演するのは史上初めてのこと。また、宮内庁式部職楽部が韓国で公演を行うのも初めてになる。

 韓国国立国楽院は6世紀半ばの新羅時代の音声署にさかのぼり、第2次世界大戦後、伝承音楽の保存振興のために設立された。昨年ユネスコの「人類の口承および無形遺産の傑作」に選定された「宗廟祭礼楽」をはじめ宮中の宴礼楽などを伝承している。

 韓国の演奏曲目は「寿斉天」「洛陽春」「宗廟祭礼楽」ほか、日本は舞楽「陵王」、東遊・管弦「平調音取」ほか。

 7日の18時半から両国楽師による演奏を交え、演奏家、研究家が宮中音楽の特色について語るレクチャー・デモンストレーション「日韓雅楽の夕べ」が行われる。一般1000円、学生800円。


 日程は次の通り

▽東京公演=8日、9日18時半/国立劇場。チケットに関しては国立劇場チケットセンター(03―3230―3000)。

▽大阪公演=12日、13日14時/国立文楽劇場。チケットに関しては同劇場(06―6212―1122)。

▽韓国公演=22〜24日/ソウル・国立国楽院。27〜28日/釜山・釜山文化会館。

 問い合わせは、国際交流基金公演課(03―5562―3530)。

(2002.04.24 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ