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鳥取で韓日理解へ特別展

「文化使者たち」



大勢の市民がつめかけた
「韓国からの文化使者たち」展(渡辺美術館)

■朝鮮通信使関連図も展示

 【鳥取】米子―ソウル定期便開設1周年などを記念した特別展「韓国からの文化使者たち」が20日から鳥取市の渡辺美術館で開幕した。

 オープニングには、片山善博県知事はじめ竹内功鳥取市長らも参席した。特に片山知事は「日韓間の相互理解は文化や歴史を知ることから」と同展の開催意義を協調した。韓国側を代表して参席した民団鳥取県本部の黄栄奎団長も「韓日が理解を深める契機になってほしい」と呼びかけた。テープカットの後、詰めかけた市民ら300余人が展示品に見入った。

 今回の特別展は、韓日航空路線開設1周年と韓日国民交流年、W杯共同開催を祝して開かれたもの。渡辺美術館が収蔵する、朝鮮通信使が絵が画れた「洛中洛外図屏風」や通信使が寛永帝に献上したとも見られている「日月硯」はじめ陶磁器、家具など高麗、朝鮮朝の古美術品が展示されている。

 渡辺美術館は、医師の渡辺元氏が収集した古美術3万余点を収蔵している大規模なもの。同展は来月20日まで。

(2002.04.24 民団新聞)



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