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婦人会中央会長に金定子氏復帰

高齢者福祉事業を推進



金定子会長

 婦人会中央本部の第14回定期地方委員会と第21回定期大会が4月22、23の両日、韓国中央会館で開かれ、新会長に金定子常任顧問が就任した。

 任期満了にともなう大会では、単独候補の金氏が無投票で会長に選出された。監査には4人が立候補し、選挙の結果、鄭春子、金志姫、張瑛子の3氏が選出された。

 任期を終えた夫順末会長は「地域社会に貢献しようと始めた老人ホーム慰問も28地域で実施された。介護保険資格を取得して介護に当たったり、空き缶を集めて車いすを寄贈した本部もある。今後も継続を」と述べた。金新会長も「老人福祉問題はじめ組織整備、後継者育成に頑張りたい」と就任の抱負を述べた。

 また、今年度活動方針として老人福祉事業の推進若手・後継者育成組織再整備―などを決めた。特に、老人福祉事業に関しては、言葉や文化の違いから日本の老人ホームに安住することができない同胞高齢者の「憩いの場」となる施設の設立に向けて、積極的な活動を展開する。同時に、韓日の政府にも施設設立への支援を呼びかけていく方針だ。

 また、昨年7地区に分かれて実施された全国大研修会を今年も実施していくことも決まった。

 金会長は「お年寄りの福祉事業と同時に、婦人会の次代を担う若い世代の育成にも力を注ぎたい」と語っている。

(2002.05.01 民団新聞)



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