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大統領選挙・与党候補に盧武鉉氏

ハンナラ党は9日に確定



 【ソウル】与党・民主党は4月27日、ソウルの蠶室室内体育館で、同党の大統領候補を選出する党内選挙・ソウル大会と全国代議員大会を開き、盧武鉉顧問(55)を大統領候補に、韓和甲顧問を党代表にそれぞれ選出した。第16代大統領選挙は今年の12月19日に投開票される。

 盧候補は大統領候補受諾演説後の記者会見で、「金大中大統領と金泳三前大統領の正統性をともに確立し、民主勢力の途絶えていた歴史を復元する。いろいろな政治集団で新たな秩序への変化が始まるだろう」とし、政界改編に本格的に着手する意向を明らかにした。

 盧候補は候補受諾演説で、「今回の選挙過程で変化を願う時代と国民の要求を確認した」と強調、政治改革、原則と信頼の社会構築、国民統合を3大課題として提示。「競争力のある国、中産層・庶民も暮しやすい国」、「南北和解を通じた北東アジアの中心国家」をめざすと強調した。同時に「特定地域や特定学校出身が権力を独占することは許されない」とし、「不正腐敗の根絶」、「地域・労使の統合」を主張、「地域分裂の政治のためバラバラになっている改革勢力を民主党を中心に束ねなければならない」と力説した。

 なお、今月9日には野党第1党のハンナラ党の大統領候補が確定する。

(2002.05.01 民団新聞)



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