【ソウル】最大野党ハンナラ党は10日、ソウルの蚕室室内体育館で党大会を開き、12月の第16代大統領選挙の党公認候補として李会昌・前総裁を正式に指名した。李前総裁は、９日まで全国12カ所で開かれた大統領候補党内選挙で同党候補に選出された。
李候補は党候補受諾演説で「腐敗政権を必ず打倒しなければならない。帝王的な大統領が独走する時代を終えたい」と強調、「政権を取れば大統領府の青瓦台を迎賓館に変え、大統領執務室は国民の実生活を肌で感じられる場所に移したい」と表明した。
対北韓政策については「北韓を助けるものの、北韓も積極的に改革・開放・平和共存に向けた道に出てくるよう促したい。北韓の経済再建を支援し、平和共存の枠作りのため北東アジア銀行の設立を積極的に進めたい」と表明。「北韓脱出者の安全のため、あらゆる外交努力を尽くし、北韓住民への人道的支援を大幅に増やしたい。対北韓政策は国民の同意を得るようにする考えであり、韓国が支援する食糧が北韓住民に配給されるかどうかを確認する方針だ」と強調した。
（2002.05.15 民団新聞）
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