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民団と総連、W杯韓国戦で「在日同胞参観団」 双方が合意
(02.05.15)

ともに訪韓、はじめて実現
釜山、大邱、仁川の韓国戦3試合を中心に

ワールドカップ韓国戦で民団と総連同胞がひとつになる(写真は91年千葉世界卓球で実現した民団と総連の合同応援団)

 民団中央と総連中央は14日、共に協力して今月末に開幕する2002年サッカーワールドカップ(W杯)韓日大会中、韓国チームの対戦3試合を基軸に在日同胞参観団を構成、韓国に派遣することに合意し、文書を交換した。

 民団と総連は、相互の立場を尊重し、この事業を通じて、今後「6・15南北共同宣言」精神に基づく同胞相互間の和解と団結のための信頼構築の契機とすることを確認した。

 民団は、南北関係の促進と在日同胞社会の和合促進の観点から、総連同胞らが韓国でのW杯試合を参観するために諸般便宜と協助を図ることにした。

 総連側では、韓国代表が出場するD組予選3試合と開幕戦、準々決勝戦2試合、準決勝戦の参観を希望しており、このうち6月4日に釜山(韓国対ポーランド)、6月10日に大邱(韓国対米国)、6月14日に仁川(韓国対ポルトガル)で予定されている3試合には、民団と総連傘下同胞が一緒に参観する。

 2000年の南北首脳会談後に発表された「6・15南北共同宣言」後、在日同胞社会では、各地で民団と総連の交流が活発に行われるようになったが、中央単位での合意に基づく事業は今度の「2002W杯在日同胞参観団」が初めてである。

 中央本部単位による共同事業は、91年の世界卓球千葉大会以来、11年ぶりのことになる。民団・総連が所属を越えて訪韓参観団を共に構成するのは、在日同胞史上初めてで、画期的なことだ。

 民団の2002年W杯在日韓国人後援会(会長=金宰淑中央本部団長)では、かねてからアジア初でかつ初共同開催となる歴史的なW杯の成功を願い、韓国代表の予選ラウンド3試合に3陣体制1500人規模の参観団を派遣することにしていた。これとあわせて総連同胞にも参観団参加を呼びかけていた。

(2002.05.15 民団新聞)