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民団・総連が講演会

南北共同宣言2周年記念し



 【兵庫】6・15共同宣言発表2周年を記念して民団兵庫県本部(具謨俊団長)と朝鮮総連兵庫県本部(李文伊委員長)共催の講演会が9日、神戸市中央区のラッセホールで民団、総連関係者や地域住民ら400余人が参加して開かれた。

 一昨年の共同宣言以来、神戸まつりで「ワンコリア統一行進団」を構成するなど、お互いの交流を通して生まれ育まれた和合を一層高め、その意義を再確認するために開催されたもので、井戸敏三兵庫県知事もお祝いに駆けつけた。

 具団長の「分断後半世紀以上を経て初めての歴史的な共同宣言を、祖国統一に向けてのスタート地点とし、これからも在日同胞の地位向上にお互い力を合わせてがんばろう」という呼びかけに対して、李委員長は「交流事業を積み重ねた成果が実を結んだ。新しい時代を迎え、今こそ民族が団結するとき」と返し、民族的展望をお互い確認しあった。

 記念講演では、00年6月の首脳会談で金大中大統領に随行した尚志大学校の姜萬吉総長が南北統一の方向性について講演した。

 また、両本部から祖国統一への共通理念に基づき、同民族としてお互い尊重し協力しあう、などを骨子とする合意文が発表された。

(2002.06.19 民団新聞)



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