民団新聞 MINDAN
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34店舗で営業開始

関西興銀の事業譲受



大阪・天王寺の新本店営業部前で
テープカットする同胞関係者ら

近畿産業信用組合

 【大阪】近畿産業信用組合(兪奉植会長、長谷川昌三理事長)は17日、破綻した信用組合関西興銀の事業譲渡を受けて、興銀旧本店(天王寺区筆崎町2―8)を近畿産業信用組合の新本店営業部としてスタートさせた。

 オープニングセレモニーには、兪炳宇駐大阪総領事、民団中央本部の金宰淑団長はじめ韓禄春常任顧問、民団大阪本部の金昌植団長や李鍾大韓信協会長など同信用組合役員、関係者ら多数がテープカットで民族金融機関の再出発を祝った。

 長谷川理事長は記者会見で「地域、庶民の金融機関としての使命を全職員が一丸となって果たしていかなければならない」と決意を新たにした。また兪会長も「誤りを繰り返さず、大衆に密着した金融機関として盛り上げていこう」と呼びかけ、毎月決算報告を発表するなど経営を透明化にし、謙虚な体質で取り組んでいく経営方針を明らかにした。

 これで近畿産業信用組合は、すでに事業譲受を済ませている大阪商銀と京都商銀に加え、関西興銀からの20支店(預金2511億円、貸出金1584億円)を譲り受けて2府5県の34店舗で営業することになった。これで近畿地区における民族金融機関がすべて正常に運営されたことになり、近畿同胞への資金供給源としての役割を果たすことになる。

(2002.06.19 民団新聞)



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