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韓国の大活躍に感激

「わが家の一生の思い出」



W杯「在日参観団」の総連同胞

 【仁川】「母国で開催する、サッカー・ワールドカップをこの目で観戦でき、大感動している。それも韓国が大活躍している姿を直に見て、これ以上の感激はない……」。

 民団同胞とともに、韓国戦を観戦した総連同胞らはこのような感想をのべた。

 民団同胞と総連同胞の「在日同胞参観団」は10日の米国戦(大邱)、14日のポルトガル戦に双方あわせて1000人が参加、そのうち総連同胞は189人。

 仁川でのポルトガル戦を観戦しようと家族4人で参加した総連同胞のKさん(匿名希望)は、ポーランド戦と米国戦はテレビを通じて一家で大応援をしながら観戦したという。赤いシャツをまとったKさん一家は、キックオフと同時にスタンドを埋め尽くした韓国サポーターらとともに「テーハンミングッ」の大応援をつづけた。

 「歴史的な初勝利も感動したが、強豪ポルトガルを下し、ベスト16を成し遂げたその現場にいることができ大変幸せ。36年前のイングランド大会で、北(北韓)がベスト8に進んだ時、ポルトガルに大逆転という屈辱を味わったが、今日は雪辱を韓国が果たしてくれた。ワールドカップのすごさを実感した」と顔をくしゃくしゃにしていた。

 また、赤ちゃんを抱きかかえながら親子3人で参加した総連同胞(東京都在住)は「わが家の一生の思い出になる記念すべき出来事です」と大喜びだった。

 民団と総連同胞が一つになった祖国でのワールドカップ韓国戦。内定している南北サッカー交流や釜山アジア大会などで、ふたたび「同胞参観団」の実現が注目されそうだ。

(2002.06.19 民団新聞)



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