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同胞高齢者福祉に焦点

婦人会大研修会スタート



近畿を皮切りにスタートした
婦人会の大研修会

 【兵庫】在日韓国婦人会(金定子中央本部会長)の大研修会が17日から2泊3日の日程で、淡路島の洲本温泉で始まった。近畿B地区を対象にした第152回の研修には、中央本部役員のほか、兵庫県本部(李甲出会長)から102人、京都府本部(李愛子会長)から106人、滋賀県本部(朴茂順会長)から43人の合わせて300人近い会員が参加した。

 18日の研修では「21世紀を生きる女性像」(ハンナラ党の李燕淑副総裁)、「北韓情勢」(北朝鮮難民救援基金の会津千里さん)、「高齢社会問題」(「故郷の家」の田内文枝さん)、「今後の在日組織の方向性」(民団中央本部・鄭夢周副総長)などについて学んだ。

 兵庫県宝塚支部の徐香花さんは「女性の時代と言われて力を得た」と感想を述べた。滋賀県守山支部の張貞子さんは「韓国社会に貢献してきた田内さんの実践に触れ、自分たちも日本社会への関わりを積極的にしなければ」と語った。京都府右京支部の河久子さんは、「研修内容が充実しているから、毎年こうして集まることができる」と評価した。

 参加者は18日のワールドカップ、韓国対イタリア戦に備えて応援練習も行い、テレビ観戦では大声援を送った。

 4年ぶりに再選された金定子執行部にとって、初の全国単位の事業となる大研修会には、民団中央本部の金宰淑団長、地元の兵庫県本部から具謨俊団長と金光男事務局長、駐大阪韓国総領事館神戸事務所の金演権所長らが激励に訪れた。

 17日の開会式で金会長は、高齢者福祉への対処、後継者育成などを掲げ、「同胞が気兼ねなく老後を過ごせる場所を確保することが、目の前の課題」と述べた。

 同研修会は約1カ月間にわたって全国7ブロックで開催され、2000人以上の会員が高齢者福祉など今日的なテーマを学習する。

(2002.06.19 民団新聞)



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