民団新聞 MINDAN
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◆民主労働党が「第3党」に

 6月13日実施の統一地方選挙では、市・道議会の比例代表議員について、初めて政党名簿式投票制が採用された。有権者は1票は該当地域区候補に、もう1票は政党名簿式候補に投じ、その結果に関心が集まっていた。政党投票の結果(全国平均)は、ハンナラ党が52・2%で過半を超え、民主党は29・1%にとどまった。また進歩政党の民主労働党(権永吉代表。党員2万3000余人)が8・1%を獲得、自民連(6・5%)を上まり、一躍「第3党」に浮上した。民主労働党は広域議員比例代表で9議席を獲得、自民連の獲得議席は4だった。


◆「親日名簿」政治的悪用中止求める

 一部国会議員による「親日反民族行為者名簿」追加発表(2月28日)と関連して抗日独立有功者団体「光復会」の張鐵・新会長は3日、「名簿」の政治的悪用は望ましくないと表明、「日帝時代を生きなかった近頃の人々の批判には問題がある。若い世代はよくわかっていないのだ」と強調した。また「親日派」論争と関連して、小説家・社会評論家の卜鉅一氏は「当時(日帝時代)の状況をあるがままに見つめず、現在の価値観をもって再解釈しようとするところに大きな問題がある」と主張している。


◆「拉北漁夫」2世がまた脱北入国

 拉北(北韓に拉致された人)漁夫の息子が北韓を脱出して韓国入りした。「国内拉北者家族の会」の崔成龍代表は10日、「昨年9月に脱北(北韓を脱出)して34年ぶりに韓国に帰還した陳正八(62)さんが北韓に残してきた息子のヨンギュ(31)さんがこの日、第三国を経て韓国に到着した」と明らかにした。陳さんは67年4月に白羽島の近海で操業していた際に拉致された。拉北漁夫の北側家族が韓国に帰還したのは先月29日に入国した拉北漁夫の李成一(67年に拉致され、昨年清津で死去)さんの息子クァンチョル(25)さんに続き2人目だ。


◆「韓国商品、品質・デザインがいい」

 大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は6日、5月中旬に72カ国98の海外貿易館を通じて、一般消費者1万2793人を対象に実施した「韓国の国家イメージ」についての調査結果を発表した。それによると海外の消費者が「韓国商品を購入する理由」については、1位が「質の良さ」(38%)で△安価35%△デザインの良さ20%△その他7%の順だった。「知っている韓国企業またはブランドネーム」についての質問(複数応答)では、三星(27%)、現代(23%)大宇(18%)LG(14%)起亜(10%)KAL(3%)の順。日本では、ロッテ(20・9%)が現代(40%)三星(38・4%)に次いで3位。


◆三星、数10億ウォン相当の広告効果

 米国で興行収入記録を塗り替えた映画『スパイダーマン』のニューヨーク中心街タイムズスクエアを背景にしたアクションシーンに登場し、恩恵をこうむった三星の屋外大型看板広告が、10年ぶりに最先端バージョンに模様替えする。2011年8月まで使えるこの広告看板は、上段に三星のデジタル・グローバル企業のイメージをアピールする映像を20分おきに流し、下段には三星のロゴを配置したもの。

 三星は、世界各国で上映されるハリウッドの大ヒット作に無料広告を出す幸運を享受した。三星電子の張一炯専務は「いちばん緊迫するシーンで、三星のロゴが4回にわたり7、8秒ほど映り、莫大な広告効果(最低数10億ウォン推定)を得た」と大喜びだ。


(2002.06.19 民団新聞)



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