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在日コリアン弁護士協が発足

南北の枠超えて32人参加



 【大阪】各地の在日コリアン弁護士が集結した「在日コリアン弁護士協会」(共同代表=「薫、高英毅、会員32人)設立の記念式典が20日、大阪市内のホテルで民団大阪府本部の金昌植団長はじめ朝鮮総連大阪府本部の呉秀珍委員長や民団々員、大学教授、各界関係者ら200余人が参加して開かれた。

 77年に弁護士資格から国籍条項が撤廃されて以降、約40人が弁護士に就任したが、同会には民団系、総連系の枠を超えて32人が結集した。

 あいさつに立った「共同代表は「弁護士会が発足してから約1世紀、日本社会が変わってきている今日において、われわれが期待されていることに耳を傾け、会員とともに力をあわせがんばっていきます」と、産声をあげたばかりの同協会の新たな決意を述べた。

 同協会は、在日コリアンへの差別撤廃や民族性の回復、参政権などの確保あらゆるマイノリティの権利自由の擁護全ての在日コリアン法律家の結集世界のコリアン民族相互間の連帯―の4つを柱に、在日コリアンの尊厳を尊重し、今なお踏襲されている在日コリアンの日本社会への同化、排除政策を追及していこうと設立された。

(2002.07.31 民団新聞)



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