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甲子園京都大会で16強

京都韓学野球部



猛打で3勝あげる
「よくぞここまで」父母ら感無量

 【京都】外国人学校の硬式野球部としては全国で初めて日本高校野球連盟(高野連)への加盟が認められて以来4年でベスト16―。京都韓国高等学校(李愚京理事長、李虎雄校長)の野球部は、13日から始まった第84回全国高校野球選手権京都大会で3勝をあげ、ベスト16を達成した。

 99年の第81回大会に初出場して以来の挑戦だった。昨年は悲願の1勝をあげた。今年に入って、調子は悪くなかった。初戦、13安打13点の猛攻で勝利をもぎ取った。2回戦も14安打12点と、周囲が「夢のよう」と驚く中、3回戦も突破し、ベスト16を決めた。

 25日には、3年前に甲子園に出場した強豪の福知山成美(旧福知山商工)と対戦。1回2回と無得点に押さえたものの、波に乗れずに11ー1でコールド負け。しかし、スタンドの父母や生徒からは「よく頑張った」の大声援が送られた。

 3試合とも炎天下の中で見守った李理事長も「本当に頑張った。来年へのステップになったと思う」と選手たちをねぎらっていた。

 野球部をここまで引っ張ってきた金健博監督は「打てなかったことが敗因」としながらも「一つの壁を超えた。残念やけど、その倍よくやったと思う」と晴れやかな表情で語った。金元基選手のアボジ、金炯一さん(44)も「頑張ってくれた。感無量です」と喜んだ。また、金光克選手のアボジ、金柄文さん(53)も「よくぞここまで…。よかった」と声を詰まらせながら語った。

(2002.07.31 民団新聞)



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