ミレーやコローなどの作品
東郷美術館
バルビゾン派の個人コレクションとしては日本一と高く評価される陳昌植さん(民団中央本部顧問)のコレクションを展示する「コロー、ミレー、バルビゾンの巨匠たち展」が9月19日まで、東京・新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で開かれている。
同展には、ミレーの「畑からの帰り」やコローの「鳥の巣を捕る子どもたち」など103点。ミレー、コロー、ルソー、ディアズ、トロワイヨンなど「バルビゾンの七星」といわれる作家すべてを網羅している。
陳さんは13歳の頃、自宅に飾ってあったミレーの「晩鐘」の印刷物に深い感銘を受け、美術世界のすばらしさを知り、依頼バルビゾン派の絵画などをコレクションしてきた。99年には陳さんの地元、姫路市の市美術館で日本初公開の86点を含む96点が公開され、全国のファンを魅了した。同展はそれ以来のもので、新しくコレクションに加えた7点も展示されている。
(2002.08.21 民団新聞)
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