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新韓金融が新CI宣布−1

新韓金融が新CI宣布
韓国トップの総合金融グループへ



金色と青を基調にした
新韓金融グループの新しい
CI宣布式が8/1に行われた

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金色と青を基調、新ビジョンと戦略反映したIC

 新韓金融グループは8月1日、新韓金融持株会社の羅應燦会長をはじめとした新韓銀行、グッドモーニング新韓証券、新韓キャピタル、新韓投資信託運用、新韓カード、e―新韓、新韓メッコリ金融諮問、済州銀行の役職員が参席して、ソウルの新韓銀行本店講堂で新しいCI(コーポレート・アイデンティティ)の宣布式をもった。新韓金融グループは、82年に在日同胞有志が中心になって出資、母国に設立した新韓銀行が母体となり発展、昨年9月には新韓金融持株会社が創設された。


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未来、希望、グローバルを象徴

 宣布式は、CI経過報告、新韓金融グループの過去から現在までの歩みと新しいCIの説明、そして今後新韓金融グループが進むべき方向に対する広報映像を上映、各社別の新しい社旗の伝達およびバッジ佩用式、羅應燦会長の記念辞、除幕式の順で行われた。

 新CIの推進は、持株会社体制というグループの新たなビジョンと戦略を反映し、大型化、兼業化、国際化という世界的な金融環境の変化のなかで、21世紀の韓国を代表する総合金融ブランドとしての位相定立と合わせて長期的に世界的ブランドに成長を図るとの趣旨で開始された。

 新しいCIは、プレミアムを象徴するゴールド(金)と信頼感と規模を表すブルー(青)を基本色としている。これまでの新韓金融グループの象徴であった「鳩と新芽」を21世紀の未来感性に合わせて再解釈し、明るい未来に向けた「希望」を表現。「球」は国際化を意味するグローバルな金融未来を、中の「S」字形は無限の成長に向けて前進する金融グループの進路を象徴化したもの。

 羅会長は、宣布式で「今回のCI改編を契機に金融のすべての業種をネットワークで結んだ強力な統合ブランド体制を構築するようになった。今後銀行、証券、カード、投資信託、保険など全体金融市場を総括する名実共に大韓民国最高の総合金融ブランドに跳躍する」と強調した。


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投資運用、BNPパリグループと「合作」契約

 新韓金融持株会社は8月9日、フランスのBNPパリバグループと「新韓投信合作法人運営」に関する契約を締結した。

 BNPパリバグループとの契約締結に伴い新韓金融持株会社は、100%子会社である「新韓投資信託運用」持分の50%(1株)をBNPパリバグループの資産運用部門子会社であるBNPPAMに売却すると同時に「新韓投資信託運用」の商号を「新韓―BNPパリバ投資信託運用」に変更し、両グループが50対50の持分を有する合作法人として新たにスタートさせる予定である。

 グループ効果アップ戦略に基づき推進された8月1日の「グッドモーニング新韓証券」の統合出帆と、今回の「新韓投信運用」のBNPパリバグループとの提携契約締結を契機に、各事業部門での競争力向上を図り、今後子会社間の連係営業の急速な拡大が予想される。

 今回の投信運用提携相手のBNPPAMはBNPパリバグループの100%子会社で、2002年6月末基準で約187兆ウォン(1610億ユーロ)の運用資産を保有する欧州屈指の資産運用会社である。

 レビカルボBNPパリバス資産運用およびプライビッド・バンキング部門総括社長は「今回の合作法人設立は最も名望があり優良なパートナーと一緒に高い成長潜在力を有する韓国の資産運用市場に参加するという当社の戦略を反映することはもちろん、BNPパリバスの先進資産運用および交差販売のノウハウを提供することによって両社間の提携を一段階発展させるもの」とその意義を強調した。

 この間BNPパリバグループとの提携推進を総括、指揮してきた崔永輝・新韓金融持株会社副社長は「世界的な金融グループであるBNPパリバグループの事業参与と彼らが保有している優秀な先進資産運用ノウハウを通じ、新韓金融グループのネットワークを利用する顧客に一層高い安定性と収益性を有する金融商品の提供が可能であり、このようなモデルが新韓金融グループが試図するワンポータル事業においてひとつの大きな軸になる」と合作投資信託社登場の背景と今後の展望を説明した。

 「新韓―BNPパリバ投信運用」は、新韓金融持株会社の持分売却と新韓投信運用の商号変更など細部的な作業が終了する9月頃に正式に発足する予定であり、「2005年までに業界5位圏以上」の跳躍を目標とする積極的な成長戦略を展開する計画だ。

 今回の投信運用部門での合作法人の設立は、現在進行中の消費者金融およびバンカーシュランス(銀行窓口での保険商品販売)合作法人設立と共に、新韓金融持株会社とBNPバリパグループ間の戦略的連係をさらに強化する契機となるだろう。


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新韓金融持株会社の歩み

◆新韓金融持株会社創立(01.9.1)
◆新韓金融持株会社上場(01.9.10)
◆グループ部署長戦略ワークショップ開催(01.9.14)
◆新韓金融持株会社企業信用度最高等級獲得(01.9.17)
◆BNPパリバグループと戦略的業務提携に対する本契約締結(01.12.12)
◆「02.グループシナジーフォーラム」実施(02.1.7〜8)
◆グループITコンサルティング実施(02.1.31)
◆第1期定期株主総会開催(02.3.20)
◆企業金融センター運営(02.4.1)
◆グッドモーニング証券引き受け及び新韓証券との合併推進(02.4.8)
◆金融プラザ(銀行+証券)オープン(02.5.3)
◆済州銀行子会社編入(02.5.10)
◆新韓カード鰹o帆(02.6.4)
◆新韓金融、グループポータル構築(02.7.10)
◆新韓金融グループ、新CI制定宣布(02.8.1)
◆グッドモーニング証券、統合出帆(02.8.1)
◆新韓―BNPパリバ、投信部門戦略的提携契約(02.8.9)
◆新韓信用情報許可及び株式会社編入(02.8.16)

(2002.08.28 民団新聞)



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