民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
新韓金融が新CI宣布−2

新韓金融、BNPパリグループと「合作」契約



 新韓金融持株会社は8月9日、フランスのBNPパリバグループと「新韓投信合作法人運営」に関する契約を締結した。

 BNPパリバグループとの契約締結に伴い新韓金融持株会社は、100%子会社である「新韓投資信託運用」持分の50%(1株)をBNPパリバグループの資産運用部門子会社であるBNPPAMに売却すると同時に「新韓投資信託運用」の商号を「新韓―BNPパリバ投資信託運用」に変更し、両グループが50対50の持分を有する合作法人として新たにスタートさせる予定である。


◆子会社間の連係営業、急速拡大へ

 グループ効果アップ戦略に基づき推進された8月1日の「グッドモーニング新韓証券」の統合出帆と、今回の「新韓投信運用」のBNPパリバグループとの提携契約締結を契機に、各事業部門での競争力向上を図り、今後子会社間の連係営業の急速な拡大が予想される。

 今回の投信運用提携相手のBNPPAMはBNPパリバグループの100%子会社で、2002年6月末基準で約187兆ウォン(1610億ユーロ)の運用資産を保有する欧州屈指の資産運用会社である。

 レビカルボBNPパリバス資産運用およびプライビッド・バンキング部門総括社長は「今回の合作法人設立は最も名望があり優良なパートナーと一緒に高い成長潜在力を有する韓国の資産運用市場に参加するという当社の戦略を反映することはもちろん、BNPパリバスの先進資産運用および交差販売のノウハウを提供することによって両社間の提携を一段階発展させるもの」とその意義を強調した。


◆優秀なノウハウで顧客に一層高い安定性と収益性

 この間BNPパリバグループとの提携推進を総括、指揮してきた崔永輝・新韓金融持株会社副社長は「世界的な金融グループであるBNPパリバグループの事業参与と彼らが保有している優秀な先進資産運用ノウハウを通じ、新韓金融グループのネットワークを利用する顧客に一層高い安定性と収益性を有する金融商品の提供が可能であり、このようなモデルが新韓金融グループが試図するワンポータル事業においてひとつの大きな軸になる」と合作投資信託社登場の背景と今後の展望を説明した。

 「新韓―BNPパリバ投信運用」は、新韓金融持株会社の持分売却と新韓投信運用の商号変更など細部的な作業が終了する9月頃に正式に発足する予定であり、「2005年までに業界5位圏以上」の跳躍を目標とする積極的な成長戦略を展開する計画だ。

 今回の投信運用部門での合作法人の設立は、現在進行中の消費者金融およびバンカーシュランス(銀行窓口での保険商品販売)合作法人設立と共に、新韓金融持株会社とBNPバリパグループ間の戦略的連係をさらに強化する契機となるだろう。

(2002.08.28 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ