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今年も韓日教師歴史教育交流

高校生も初参加



 【千葉】韓日友好の視点に立った歴史教育を共通目標に韓国と日本の教師がそれぞれの授業実践を交換しあう「日韓歴史教育交流会」が8月20日から22日までの3日間、千葉県館山市で開かれた。

 同交流会は日韓教育実践研究会(代表、石渡延男・東京大学教育学部講師)が韓国の晋州歴史教師の会(金鍾華代表)に呼びかけて実現した。94年に晋州で最初の公式的交流会をもって以来、韓日両国で毎年欠かすことなく実施してきた。今回が10回目。

 21日、市内のホテルで開かれたシンポジウムでは韓日両国の小学校教師と高校教師から各2本の授業実践報告があり、活発な討論を重ねた。

 このうち、成田西陵高校の楳澤和夫教諭は「中学校の歴史教科書を比較検討する高校生」と題して扶桑社版と東京書籍発行の2冊の教科書を生徒に読ませ、どちらが優れているかを討論させた結果を分析して報告した。この日は韓国と日本の高校生が一緒に授業を受ける模擬授業「日韓高校生交流」も別会場で行われた。

 テーマはベルリンオリンピック当時の金メダリスト、孫基禎さんの快挙を報道した東亜日報による「日の丸抹消事件」で元小学校教師の山本典人さんが担当した。

(2002.08.28 民団新聞)



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