民団新聞 MINDAN
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同胞無縁仏に捧ぐ

韓日の有志28人が献歌



聖天院法要

 【埼玉】在日同胞無縁仏を祀る慰霊塔、慰霊碑のある埼玉県日高市の高麗山聖天院本堂で5日、大法要「大施餓鬼会」が行われた。席上、「在日の時調(三行詩)の会」と「多摩歌話会」が合同で在日同胞無縁仏に献歌した。在日韓国人文化芸術協会(金好植会長)が企画、3団体で共催したもので、今年が初めての試み。

 法要の続く中、「三行詩の会」から同会を代表して蔡敏夫さんが「なだらかな丘の上/石積みの稜線/おぼろげな故郷への道/熟柿の頃は亡き父がむかえてくれようか」という詩を捧げた。次に多摩歌話会を代表して藤井徳子さんが、「血脈を同胞に見せて無窮花の咲き盛るなり高麗王の廟」と詠んだ。

 法要の後、両会の有志は境内にある在日韓民族無縁之霊碑前に集まり、合わせて28の歌を献歌した。

 今回の献歌会を企画した河正雄さん(文芸協前会長)は「霊への最高の法要になったと思う。来年以降も継続していきたい」と述べた。

(2002.09.11 民団新聞)



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