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東西2カ所で着手

南北11月末までに完了へ



DMZ内地雷除去

 【ソウル】南北をつなぐ京義線および東海線鉄道・道路の連結工事のための非武装地帯(DMZ)内地雷除去作業が19日、南北の東西地域で同時に開始された。京義線は約260b、東海線は約100b幅で地雷を除去する。DMZ内の地雷除去は南北分断後初めて。

 陸軍はこの日、第1工兵旅団を投入し、京畿道坡州市長湍面の京義線都羅山駅付近のDMZ南方限界線の鉄柵通門内で、また、東海線は江原道高城郡(韓国)の統一展望台前のDMZで、それぞれ地雷除去に着手した。11月末までに作業を完了する予定だ。

 国防部によると、北韓側も同じ時間に京義線地域と東海線地域のDMZで、地雷除去作業に着手した。

 陸軍では、京義線の地雷除去対象面積22万5800平方b(6万8400坪)に地雷1500個が、東海線一帯には、2万5800平方b(7820坪)に地雷400個が埋まっていると推定している。

 この日、マスコミに公開された坡州京義線地域では、鉄柵線第2通門の開放に続き、特攻部隊の警戒兵力約100人と、第1工兵旅団の将兵約400人をはじめ、地雷除去装備、掘削機、救急車などが投入された。北韓側も京義線地域には約150人の軍兵力を投入し、除去作業を開始した。

(2002.09.25 民団新聞)



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