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「あんばん」オープン

在日同胞デイハウス・東大阪市



 【大阪】東大阪市で昨年10月から在日同胞高齢者のための各種福祉サービスを提供しているデイハウス「さらんばん」の姉妹施設「あんばん」が1日、布施駅前にオープンした。「さらんばん」が好評で手狭になったこと、足腰の弱ったお年寄りにも通いやすいようにと、同運営委員会が駅から歩いて3分の至近距離にある一軒家を借りたもの。

 「あんばん」は「さらんばん」同様、韓国料理を囲みながら気兼ねなくおしゃべりを楽しめる地域在住の同胞高齢者のための「サロン」を目指している。毎月第2水曜日には在日同胞医師、秦石賢さんによる健康相談を実施。このほか識字学級や手芸教室も行っていく予定。

 開所式では利用者を代表して李巨連さんが「『あんばん』をみなさんと一緒に大事にして楽しいところにします」とあいさつ。デイハウス利用者の家族代表の金春美さんは「オモニのこんなに幸せな顔をここに来て初めて見ました」とびっくりした表情だった。


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補助金支給を可決 市議会

 東大阪市は9月30日の市議会本会議席上、在日同胞のデイハウス「さらんばん」と「あんばん」に対する補助金支給案を可決した。

 これにともない両施設は市が委託する「東大阪市街かどデイハウス」として正式に認定された。

 同胞高齢者のためのデイハウスが市の認定する「東大阪市街かどデイハウス」に加えられたのは、「東大阪サンボラム」に続いて2番目。

(2002.10.16 民団新聞)



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