民団新聞 MINDAN
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語り継ごう在日を! 

MINDAN FESTIVAL



写真展「在日の肖像―あの日あの時」
映画祭「日本映画に描かれた在日」

11月20日から民団中央会館で

 民団中央本部は、11月20日〜24日まで、5日間の日程で「語り継ごう在日を!」をテーマとしたイベント―MINDANFESTIVALを開催する。写真展「在日の肖像―あの日あの時」と、映画祭「日本映画に描かれた在日」で構成される。

 写真展では「解放」(45年8月)前から解放後を通じた在日同胞の足跡をパネルにし、当時の在日同胞がどのような表情をしていたか、またその暮らしぶりがどういうものであったかを視覚的に訴える。

 これは1世が生きて来た歴史そのものが在日同胞の文化であるという観点から、未来世代の3・4世にしっかりと伝えて行こうという趣旨に基づくもの。2世を中心としたスタッフが準備を進めている。

 映画祭では解放後の日本映画に在日同胞がどのように登場するか、どう取り上げられて来たかを年代を追って日替わりで上映する。予定作品は「にあんちゃん」「潤の街」「月はどっちに出ている」などの5本。


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講演、トークも

 上映の前後には、当該の映画関係者や評論家らをゲストに招いた講演、及び当時の制作背景などをテーマとしたトークの時間が設けられている。 これは9月14日の全体会議を経て、その任務を終えた民団の専門委員会「在日同胞21世紀委員会」の人・文化づくり部会の提言のひとつを具現化しようとする試み。

 同部会は来る2005年が、現在につながる在日同胞の歴史を形成するに至った乙巳条約(保護条約)から満100年となることから、これを記念した本格的なイベントの計画を提起しており、フェスティバルはそれに先駆けたプレイベントとして位置付けられている。

 会場は今春、全面改修・改装された民団中央会館(東京・南麻布)8FのMINDANホールと周辺施設。

 写真展は入場無料。映画は有料で、電話予約による前売券が便利。映画チケット販売は10月下旬開始予定。詳細は30日付の「民団新聞」紙上で。

(2002.10.16 民団新聞)



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