日本に住む外国人の子どもたちがサッカーを通じて友情の輪を広げよう―。「ワールド子どもサッカー大会」が5月17日、千葉県習志野市のセイコーインスルメンツ・スポーツプラザで行われた。
在日サッカー協会の在日韓国人チーム、「ムグンファ・ジュニア」をはじめ高島平FC、新宿FCなど日本の少年サッカーチームや調布インターナショナル・スクール、リセ・フランコ(在日フランス人小学校)などが参加し、国際色豊かにボールを追いかけた。
同大会はCIFA(世界の子どもが手をつなぐ会)が主催したもので今年で五回目。
会場は朝からの豪雨で水たまりも見られる最悪のグランドコンディション。しかし、子どもたちはこの悪環境にも負けず、どろんこになりながらボールを追いかけ熱戦を繰り広げた。
試合後は各チームがあちこちで交流、韓国語、日本語、英語、フランス語が混じり合って交流を深めた。
CIFAは野外キャンプやスポーツ、パーティなどのボランティア活動を通じて日本に住む世界の子どもたちが、国境や民族の垣根をこえて友情の輪を広げようと1984年に世界貿易センター(丸山潔代表)が設立。サッカー大会は5回目を迎える。
(1998.5.20 民団新聞)
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