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在日同胞のための"寺子屋"

ウリソダンがオープン


 【大阪】在日同胞から文化や歴史を学ぼうと「学ぶ人から学ぶ―ウリソダン・市民講座」が13日に東大阪市立社会福祉センターで始まった。

 大阪市立・長栄夜間中学で学ぶオモニたちが卒業後も同福祉センターで勉学を続ける中、指導に当たる日本人教師たちが逆にオモニたちから歴史や風土、文化を学んできた。同講座は、こうしたオモニの話を市民らとともに学び、多文化共生社会を実現する認識を深めようとウリソダン運営委員会(合田悟代表・源氏ケ丘教会牧師)が中心となって開設したもの。

 開講式の13日には、一世のハルモニたち40人をはじめ日本学校で教鞭を執る在日同胞教師、民族学級講師、大阪府や市の教育委員会関係者ら百余人が集まった。

 同講座について東大阪在住の朴允景さん(76)が代表して、日帝統治下の歴史を述べながら「私たちの文化を若い人に伝え、若い人にはエネルギーをもらって地域住民として生きたい。国際交流ができるそんな学びの場になる市民講座に」と訴えた。

 講座は誰もが参加でき、費用は無料。講師陣はオモニをはじめ民族促進協議会の金光敏さん、在日同胞教師、民族学級講師など。

 講座日程は次の通り。
▼5月=20、27日(ハングル入門1)▼6月=3、10、17、24日(ハングル入門2)▼7月=1、8、15日(旅行案内・ガイドブックにない韓国体験)▼月=2、9、16、30日(韓国映画上映)▼10月7、14、21、28日(日本に似て非なるもの―韓国・朝鮮の民俗)▼11月=4、11、18、25日(うたをうたおう)▼12月=2、9、16日(キムチを漬けよう)。いずれも午後六時半から八時まで。問い合わせは長栄夜間中学内ウリソダン、06(783)0766まで。

(1998.5.20 民団新聞)



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