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ジャマイカ戦で韓日サポーター

韓国を共同応援


 サッカーのフランスワールドカップ(W杯)のカウントダウンがはじまり、各国代表が本選前の調整として国際親善試合を繰り広げているが、16日にはソウルで韓国 vs ジャマイカ戦が行われた。

 この試合を日本でもテレビの前で応援しようと、4月に旗揚げした、韓国代表の日本国内サポーター、「レッドデビルス・ジャパン(森本信代表)」のメンバー約30人は同日、都内の森本さんの自宅に設けた「特設観戦コーナー」に集い、テレビの前で歓声を送った。

 この日夕方から都内の会場に集まったサポーターはまず、太極旗、ケンガリ、太鼓などの応援グッズを手に、「テハンミング(大韓民国)」、「コリア」のコールを続けながらキックオフを見守った。

 日本が本選で当たるジャマイカとあって、翌日のキリンカップ応援のために国立競技場で徹夜待機するウルトラス・ニッポンのメンバーも急きょかけつけ、韓国を共同で応援した。  熱血的な韓国ファンの森本さんは手作りのプルコギ、キムチ、クッパなども準備して韓国応援に備えた。

 前半から韓国ペースで試合が流れ、決定的なチャンスを何度も作るや、「よっしゃ」「それ行け」と大きな歓声が続いたが、ゴールが決まらず、ため息とどよめきが続いた。  しかし前半35分、李相閏がボレーシュートで先制するや、サポーターらは抱き合いながら、「やったー」と歓声の渦に。さらに同点のまま入った後半、決勝点となるゴールを李相潤が決めるや、ケンガリ、太鼓の響きとともに大歓声が響きわたった。

(1998.5.20 民団新聞)



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