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フランスW杯 韓国惨敗!

オランダに0―5予選リーグ敗退


オランダに惨敗し肩を落とす韓国イレブン

 サッカーのワールドカップ(W杯)第十一日は20日、韓国は優勝候補のオランダに0―5で大敗し、一次リーグ敗退が決まった。

 韓国はエースの崔龍洙と金度勲の2トップで3―5―2システムを前面に置き守りを重視した中で、カウンターを狙ったが、走攻守と組織力にずば抜けたオランダに圧倒され続けた。

 オランダは韓国の予想をはるかに上回るスピードを持っていた。正確なクロスボールで連発しサイドチェンジを行って韓国を振り回した。韓国守備陣はスピードについていけず、次第にゴール前を固める消極的なポジショニングに。

 前半は、GKの金秉址の好守など、必死の守りで何とか失点を防いだが、前半37分、コクに先制点を許すと5分後には逆襲で、オフェルマルスに追加ゴールを入れられ、あっという間に、組織力が崩壊した。

 韓国は後半、金度勲を下げて、高宗秀や李東国といった若手を投入や洪明甫を中盤に上げるなど、雰囲気の転換を図った。

 しかし26分にベルカンプがDF二人をかわして個人技で3点目を挙げると、韓国は完全に戦意喪失した。

 なすすべを失った韓国はこの後34分、38分と、守備の壁が完全に崩れ、ファンホーエイドンク、デブールに、相次いで2ゴールを失った。


車監督を解任 後任に金コーチ

 韓国サッカー協会は二十一日、パリ近郊で緊急技術委員会を開き、ワールドカップ(W杯)フランス大会で1次リーグ敗退が決まった韓国代表の不振の責任を問い、車範根監督の解任を発表した。後任に金平錫コーチの昇格が決まった。

 W杯出場五回目の韓国が、大会期間中に監督更迭をしたのは初めて。2連敗で1次リーグ敗退が決まり、選手起用などで車監督の采配に対し批判が集中していた。

(1998.6.24 民団新聞)



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