民団新聞 MINDAN
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チャンゴで「ふれあい」

在日同胞講師に体験教室
横浜・坂本小


わずか2時間の練習で、「トラジ」の歌に合わせて
伴奏できるまでに上達した

 【神奈川】保護者や地域住民を講師に迎えて児童生徒に様々な体験学習をしてもらう横浜市立坂本小学校(西浦勝彦校長)の「98ふれあい教室」に四日、初めて「チャンゴのリズム教室」が誕生、子どもたちの人気を集めた。

 今年は「竹とんぼ」「ビデオ」「折り紙」など二十二の「ふれあい教室」ができた。このうち「チャンゴ教室」には六百四十二人の全校児童生徒中、三年生から五年生までの十八人から申し込みがあった。全員、チャンゴに触れるのはこの日が初めて。それでも、在日韓国人の金順玉さん(40)ど(ソウ)和仙(34)さんの指導のもと、わずか二時間で「トラジ」の歌に合わせてチャンゴ伴奏するまでに上達した。

 西浦校長は子どもたちが楽しそうにチャンゴ練習に取り組む姿に、「来年からは一年を通して学べるように正式なクラブ活動としていきたい」考えだ。この日、チャンゴ教室で学んでいた在日韓国人三世の子ども(小5)も「自分のいる間にチャンゴクラブを実現してほしい」と期待していた。

 坂本小の「ふれあい教室」は保護者や地域住民を指導者に九四年度に実施して好評だった「生き生きはまっ子」が始まり。以来、毎年一回実施している。今回のチャンゴ教室は、同校保護者の一人でもある金順玉さんが、国際理解教育の一環として授業で児童生徒に韓国の民話を読み聞かせたりしてきたことがきっかけ。

(1998.7.8 民団新聞)



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